小さいときから、
たちのぼる湯気を
ぼんやり見とれるのが好きだった。
お茶でもお味噌汁でもお風呂でも、
何でもどこでも。
この週末、温泉へ。
土曜日は仕事だったので
その疲れも癒しがてら。
すっかり春めいてきたけど、身体は冬の冷えを残していますね。
そんな身体にじんわりと効く、やわらかなお湯。
うーんとろける。
お風呂大好き人間なので、
温泉でものんびりまったり。
年期の入った檜の浴槽のふちに腰かけ、しばしぼんやり。
あああ至福。
あたたかさも相まってふわふわとしている
わたしの目線の先にはやっぱり湯気。笑
水面をさーっと走る、湯気。
真っ昼間だから浴場も明るい。
窓からの光に照らされて、ほんのり白さも際立ってきれい。
うーん幸せなひととき。
そして、
自分の身体からじんわり広がる水紋が、
浴槽のふちに跳ね返って無数の水紋に
なっていることにふと気づく。
やわらかな水紋を無限にかたちづくる水面と、
そのうえを走るふわっふわの湯気と。
なんだろう。
鼓動、というほど
はっきりしたものではないけど
自分のなかを流れる脈々としたいのちの流れみたいなのを感じて、なんだかうれしくなったり。
なんでこんなに湯気が好きなのかは
相変わらずよくわからないけど、
湯気もお湯も満喫して
最高の日曜日の午後でした。
水って美しいなあ。
あーー、温泉大好き。