母「なんだか(顔の)肌がひりひりするわねー」
私「うん、ちょっと渇くねえ」
母「もう、春なんだわねー」
冬のカラカラな感じとも違う、
春に移り変わる季節特有のヒリヒリ感。
3月の、
まるっと明るくはないのだけれど
雲の切れ間から徐々に
まばゆい光が射し込ような
あのじれったい感じ、
好きだわ。
夜明けなのに夕暮れのような、
ほのかにやさしい光に包まれつつも
ふとしたら闇の帳(とばり)に戻りそうな
なんともつかないひととき。
3月って、そんなにおいがする。
そんなことを思いながら、
お風呂あがり、渇いた肌にいつもより多めに化粧水をひたひたと。
手のひらの湿度と体温を感じながらの
このひととき、至福。
そういえば、金曜日は耳の日だったなあと思いながら、ついでに耳にも潤いを。
うーんこれまた、至福。
どんなときも、
わたし自身が、
わたしのからだとこころを
一番に愛している人間でいたいなとつくづく。