その時々で私ユキがピンとくる、今、意識しておきたいチカラについて
お伝えする、こちらのコラム。
楽しみにしてくださる方もいるとか、いないとか。(どっち)
今の時期、意識しておきたい「旬のチカラ」は・・・
ことほぐチカラ
です!
【ことほぐ(寿ぐ/ 言祝ぐ)】喜びや祝いのことばを述べる。ことばで祝賀する(goo国語辞書より)
ユキ’s Point of View
木々や草花の芽吹きなど「はじまり」を象徴する季節、春。同時に、卒業や入学・入社・進級など、さまざまな行事があるこの時期は、ひとの別れと出会いのシーズンでもありますね。
わたしもご多分にもれず、経年お世話になった方が、この3月末でお辞めになるとのことで、(ありがたいことに、この機会にみんなでワークショップをやりたいとご用命いただき)つい先日、花束片手に前職の会社に行ってきました。
S社では、退職することを「卒業する」と表現する向きが少なからずあります。ですので、今回も、研修会場やオンライン上で集まったみなさんそれぞれに「卒業おめでとうございます!」と声があがり。辞める方の、今までの歩みを感謝をこめてねぎらうと同時に、新たな門出を希望をこめて祝福する空気に満ちていて、とても心があたたまる時間でした。
さて、「ことほぐ」という言葉には、よい結果が得られるように、祝福のことばを唱えるといった意味も、古来から込められています。人やものごとの変化に際して、時にしんみりと、時に驚くこともものごとを受容するうえで大切な通過点の1つですが、「わーすごい!」「その選択は素敵」と、その先もますます豊かで発展していくことを祈りながら、受けとめ声をかけられたらいいですよね。
そうして変化を喜んだり、 「ことほぎ」の言葉をかけたりすることにより、実はそのことばを発した自分自身が、チカラをもらえますから。ひとは「ことば」をかけているとき、相手だけでなく自分自身もその「ことば」やその響きを無意識に感じているとされています。
コロナをきっかけに、生き方・働き方など変えていく人も増えている今日この頃。自分もまわりもなんらかの変化の最中のときは、いつも以上に、発することばを明るく幸せなものにすることを、ぜひ意識したいですね。