毎年、10月20日前後になると、
どことなく血が騒ぐ。
ちょっとオオカミ男の気持ちが
分かるような、分からないような。
この心持ち、なんでだろう?
と思っていたら、そういうことか。
すっかり昔のことのようで、
でもつい昨日のことのようにも。
大学の文化祭シーズン。
4年にわたって、ダンス部のみんなで上演したもろもろの作品。
衣装のタイツで足が滑って、文字通りすってんころりんしたのも懐かしや。
音楽から振付から衣装から照明まで、ぜんぶ自分たちで決めて楽しかったなあ〜
小さなステージだったけど、かけがえのない場所だったなああ(遠い目)
そして、歳月は流れ。
最近は、ちがうステージに立つ機会も増えた。
会社の会議場の演台や、大学教室の教卓。
大学での授業は数えるぐらいだけど。
不思議と、毎年この秋の時期に学生へレクチャーのご依頼を頂くので、
ちょっとだけ今までの経験@ダンス部 ともつながっている気がしてうれしかったり。
ただ前と違うのは、話すということ。笑
わたしはつい最近まで、
話すのは苦手だから、なんとかスキルを身につけなきゃ、
そんな気持ちでいっぱいだった。
でも、
伝えたいことをしっかり伝えきる、それだけでいいんだなって。
ただし全力で。心をこめて。
育成に携わっていると、仕事でも学校でも、
How(どうやるか)を伝えて、理解してもらうことに気をとられがちだけど、
その根底にあるWhy(なぜやるか)やWhat(ではなにをするか)も
きちんと自分自身のことばで表現できるように。
What は What for にもつながるし、
know how だけでなく、根本のビジョンや実現したいことが伝わるように。
昨夜、担当の教授から連絡をもらい、
今年は1, 2年合同授業だとかでおおよそ200名規模のレクチャーとか。
しかもぐるりと見渡せる階段式教室とか。
ぐえ!(驚きと喜びの声)
普段、耳の話をする機会はそんなにないけれど
ちょっとずつ場が広がってきたなあ。
しかしダンスをしているわりにシャイなので(笑)
何度人前に立っていても、
「見られる」ことに相変わらず慣れない。
慣れないながらに、
もっともっと、ステージから「見える」景色を楽しむことができればいいな、うん。
さて、今年の授業はなにを伝えよう。
その前に仕事だ、行ってきます。