お風呂上がり、
ほかほかの頭とからだで
リビングに戻ると、
オリンピック観戦に
熱くなる父と母がいて。
なにげない、日常。
だけど、決して
あたりまえではない、幸せ。
さて。
最近、
我が身に
ハッとさせられたことばが、ありました。
柔道の、
大野選手の
金メダル獲得後のインタビュー。
“今後” について問われた
彼がこたえたことば。
自分にとっての
いちばんの敵は、「じぶん」。
わたしは、
それに打ち克つことができるよう、
またしっかり
稽古をつんでいくだけです。
からだの大きな選手でもなく
技をたくさん身につけている選手でもなく
いちばんの敵は、自分自身
と言い切った、大野選手。
へええ?!
でも、うーん、なるほどなあ〜
と、思わず、うなってしまいました。
昨今のコロナの状況もあり、
どの情報が、正しい?
なにが、まちがっている?
だれが、的確なことを述べている?
といったかたちで、
外へ外へ、と意識が向いていたわたし。
でも、そうか・・・
自分の外にある
「正しさ」「わかりやすさ」「善悪」
といったものよりも
自分の内にある
「あり方」「たたずまい」「向き合い方」
にしっかり意識をもっておくことが
こうした時分は
とくに大切になるのかもしれないなあと。
敵、
つまり、
向き合うべき対象は
外の世界ではない。
まず、じぶん。
じぶんが、いちばん。
じぶんに、集中。
武道の世界は、奥が深いですね。
そんなこんなで、
しんみりしていたら、
ステキな上野選手(ソフトボール 上野由岐子さん)
が、インタビュアーの子どもに
「緊張する時は、どうすればいいですか?」
という質問をされていて
まずしっかり、緊張をのみこむ。
お腹に力をいれてプレーすることで、
緊張を力に変えていくことができる。
ぜひ、やってみてください。
と、白い歯をみせながら
笑顔で答えてらっしゃり。
ほほほう!
お腹に力をいれる、と。
ほほほほほほほう!
お腹に力をいれれば、
緊張を力に変えていける、と。
たくさんのプレッシャーや
苦しさ・つらさと戦ってこられただろう
上野さんが、
そうやって
数多の思いをのみこみ、
そのたびに
お腹(丹田とか)でこらえて
「力」に変えてこられたんだなあと。
たたかうのは、自分自身の弱さ。
でも、拒絶するのではなく
そんな自分もしっかり受けとめ、
どんな自分もしっかり抱きしめ、
まえへ進む「力」に
たゆまず生きる「力」に
変えていく。
柔道の大野選手の
ことばをきっかけに、
ソフトの上野選手の
ことばが後押しになり、
わたしたち人間には、
そんな大きな力が備わっている
んだということに、
改めて気づくきっかけを、いただきました。
うーん。
またひとつ、
ステキなことを教えていただきましたわ。
暑い夏、まだまだ続きそうです!