流れにまかせて、進む力

今意識しておきたい、チカラ。

 

ここのところ、
なんとなくいいな
と思うのは・・・

流れにまかせて、
進む力。

 

Yuki’s Point of View

計画性をもって、

「◯年後に、▲▲の資格をとりたい」とか
「60歳頃に、□□へ移住したいな」とか

夢や目標を描いて、
コツコツとそこに向かうことも素敵なことです。

一方で、

世の中の動向がさだまらず、
さまざまな変化が多いこの頃は、

「この出会いは、次は何につながっていくのだろう(ワクワク)」
「こんなやり方も、ありなのかな(ドキドキ)」

といった感じで、
起こるできごとを前向きに受け入れ、自分の人生の歩みに前向きに生かしていくスタンスでいると、自分の人生の”舵取り”がしやすいように思います。

 

この「偶発的なできごとにチャンスを見出し、自らのキャリアに生かしていく」という考え方を、キャリア論として唱えていた スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ博士。

彼の理論は、「Planned Happenstance Theory」(計画された偶発性理論)と、名付けられています。

 

従来の積み上げ型キャリアの考え方から、一線を画したこの理論。

1999年当時のクランボルツ博士の研究によると、キャリアの8割は “偶然”によって形成されたものなのだとか。

そして、予期しないできごと(偶然)をただ待つだけではなく、自ら前向きに機会をつくりだしたり、アンテナを高くもちながらその偶然を意思をもってステップアップにつなげていったりすることが大切だと、説いています。

yuki

わたし自身、前職のソニーで人材開発の仕事をしたのも(もともとはユニバーサルデザインにかかわることを希望していた)、コロナも1つのきっかけになり今の仕事をはじめたのも “たまたま”でした。

yuki

それらのきっかけをどんどん生かし、現在の自分の働き方・生き方につなげてきたひとりなので、たしかにそうだなあ・・・と思ってしまいます!

 

今やっていること(点)が、将来の何かにつながると信じてやっていく」ことの重要性。

かのアップル創業者のSteve Jobsも スピーチで自分の人生の歩みを振り返りつつ、以下のようにふれています。

Again, you can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backward. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.

You have to trust in something - your gut, destiny, life, karma, whatever.

“Stanford News” on June 14, 2005
スピーチ全文は こちら

先がどうなるかは分からないけれど、歩いたあとを振り返ってみれば、それはいつしか自分の道になっていく。

だから、まずは流れにまかせて、進んでみる。時には、たんぽぽの綿毛のように、時には、小川にうかぶ葉っぱのように。

たとえば、誰かがなにげなく言ったひとことに「それ、面白そう」とピンときたら、動いてみたり、本を読んでいて興味が出てきたことがあったら、調べてみたり、詳しそうなひとの話をききにいったり。

流れにまかせるだけでなく、そこに自分の意思や自分らしさも加えて、進んでいくことがポイントなのかなと。

自分がなりたい姿やめざしたいことへの思いは大切にもちつつも、そうして目の前の出来事に好奇心たっぷりに取り組んでいくなかで、いつのまにか新しい景色が広がっていきそうですね!

 

旬の力を生かす、おすすめアクション

・目をつぶり、風の流れを感じてみる

・「このお店に入ってみようかな」「こっちの道が、よさそうだ」といったひらめきや、自分の感覚を大切にしながら、歩いてみる

 

この記事を書いた人

ソニー人事(研修・人材開発)を約15年
→ オーストラリアへ語学留学・ヨガ
→2020年11月 フリーランスのキャリアコンサルタントとして活動開始。会社員と個人のおしごとの複業ライフを実践している。2022年はようやくインスタを開始してみたり英会話を楽しんだりする日々です。