何かに悩んだり迷ったりしたとき、あえて「心を開く」「外とかかわる」ことで始まることがある!

 

迷っていることや
悩んでいることが
あるとき、

わたしたちは

まず

ひとりで考えて
ひとりで整理して

なんとか
「正解」を
導き出そうとしたくなりますよね。

 

わたしも、そのひとりです。

 

そんなわたしですが、
ここ最近は

そんな
「考え方」「やり方」を
少し変えようと試みています。

 

それは・・・

あるテーマに
ぶつかったとき、

黙々とひとり考えるのではなく、

あえて
そのテーマに関して

いろんな人と話したり
いろんな人の感覚や意見をきいたり

してみる、ということ。

 

そうして、

じぶんの「こころ」の反応を、
どんどん感じてみる

そんなことを、
いま、大切にしています。

 

あえて
今のきもちやアイディア・考えを
外に出すことで、

「あーー、今、自分は、こんなふうに思っているのか」

「なるほど、そんな見方もあるんだねえ」

「このポイントは、わたしには、あまり気にならないんだな」

などと

 

自分自身の
今のこころ(思い)の輪郭が

ぼんやりと、
浮かび上がってくるんですよね。

 

ひととのやり取りの中で
はじめて見えてくる、

ひとりで、
ぐるぐると
思考をめぐらすだけでは
なかなか出てこない

自分のきもちや本音。

 

「ことば」にして
相手に伝えることや

そのときどきの
相手の反応をみることにより、

 

自分の中で
ぐずぐずとくすぶっていた
形にならないなにかが、

夏のふわふわの雲のように
ゆっくりと
舞い上がってくる感じ、

ですかねえ。(伝わります?)

 

いぬくん

「伝える」「ことばに出してみる」ことで、「あー、ぼく、今こんな気持ちだったんだ!」と気づくこと、たしかに多いワン

いぬくん

誰かに話をきいてもらうと、それだけで、心がスッキリするもんねえ

ねこさん

「話す」ことは、「離す/放す」ことでもあるのねニャン

この、

なにかに悩むときや迷うときに、

思い切って
すこし心を開き、

そのテーマについて、

まわりの人とコミュニケーションしながら
まわりの人の胸をちょっと借りながら

じぶんは、どうしたいか
じぶんは、何がいやなのか
じぶんは、何がもっとも大切だと考えているのか


「こころ」の反応を
少しずつでも、体感してみること。
少しずつでも、実感すること。

 

ここからは、

昨今、ビジネスでもプライベートでも
取り上げられることの多い、

マインドフルネス

にも触れながら、
もう少し書いてみます。

 

脳科学者の茂木健一郎さんは・・・

マインドフルネスとは、いま、ここに、いかに浸るか
余計な過去とか未来とか考えないで いまに全力を尽くすこと。

であるとし

この「マインドフルネス」、

つまり

「いま、ここ」を生きる
「いまに全力を尽くす」うえで大切なのは、

自分が、いま、何を感じているかを、ちゃんと捉える。

メタ認知とかいわれるけれど、これがマインドフルネスの、もっとも重要なポイント。

メタ認知というのは、自分の思考や行動を客観的に把握し、認識すること。
言葉にすると簡単そうだけど、これがなかなかできない。

とも、おっしゃっています。

 

この、
わたしたちの脳がもつ

今の自分の思考や行動を
客観的に捉える “メタ認知”機能。

上の書籍のなかで、
一例として

「本を読んでいるとき」
の自分を、客観的にとらえてみる

ことも、紹介されています。

 

あなたは、読書中、

ジーンと、感動している
え?と、びっくりしている
おお!と、ドキドキしている

ときもあれば、

目の前の本に集中せずに

おなかすいたな、と感じる
この部屋の空調、ちょっと寒いな、と気づく
明日仕事か〜、とぼんやり考える

といったときも、ありますよね。

 

いぬくん

一見、本を読んだり、歩いたり、買い物したりしているだけでも、皆さんのあたまの中は、いろいろと「忙しい」のねワン

yuki

そんな自分を、俯瞰でながめて「いま、わたしはこんなふうに感じている」と気づくことが大切なのね。そうして、「いまここ」に集中する自分をつくっていくと。ふむふむ

ある動作をしたり
ある感情を味わったり
している自分を、

俯瞰して眺める
もうひとりの自分がいる・・・

そんな感じの、メタ認知。

 

茂木さんが言うように

この、脳がもつ
メタ認知の機能も用いながら

自分が、いま、何を感じているか

を、そのときそのときで
しっかりと捉えることにより

わたしたちは、

「いま、ここ」に照準を当て、
すくっと胸をはって生きる

ことが、よりしやすくなります。

 

それでですね、

かつてのわたしは、
この “メタ認知” の勝手なイメージから

自分ひとりで

「いま・ここ」をしっかり感じる
ことをしていかなくちゃ、と身構えていました。

 

「自分が、いま、何を感じているか」は、

ひとり、しっかりと五感を研ぎ澄ますことで、
ひとり、じっくりと内観を深めることで、

よりよく
わかるようになるのだろう、と。

 

でもこれ、

よーーく考えてみたら(かんがえなくても?!)

ひととの関わり
ひととのコミュニケーション
ひととの意見交換

といった、

ちょっと「心を開いた」アクションを通じても

「自分が、いま、何を感じているか」

は、しかと、
実感できるんですよね。

 

ていうか、

 

むしろ、

外に開いた方が
「内(この場合はこころ)」がよく見える

外に出した方が
「かたち」がよくわかる

ことも、多いのでは????!!!!

yuki

もちろん、呼吸に意識をはらったり、五感をとぎすましたりするなど、自分の体感覚を中心に「いま・ここ」に向き合うことも大切。

yuki

そのうえで、心を開いて、外とかかわる」中ではじめて見えてくる「いま・ここ」の自分の思いもあるのではないか・・・というのが、当記事のテーマです

だって、

冒頭に書いたような

うまく対処できず、ちょっと悩んでいること
どうしようか、迷っていること
なんとなく、いやだなあと感じていること

・・・

これらは
自分の「本音」「本心」が
よく分からないがために

一時的に起きている
ネガティブな”きもち”
ですから、

まだ、
ぼんやりとあいまいな
これらの “きもち”を

少し具体的に感じるには

一度、自分の、に出す

そうして、

そのかたち味わいを、
そっと、感じてみる

これに尽きるように、
個人的には思うのです。

yuki

「自分と対話する」習慣をもつのも、大切だけれど、「ひとと対話する」ことで生まれるもの・気づくものはやはり大きいですねえ 

yuki

コロナをきっかけに「自分と対話する」機会が増えていたけれど、ここにきて、ぎゃくに、「ひとと対話する」ことの大切さにめざめてしまいましたわ!

 

いま、あなたが

少し悶々としていたり
理由はわからないけれどイライラしていたり
どうしていいか分からず気落ちしていたり

ネガティブな感情を
もし抱えていたら・・・

好きな音楽をきいたり
お気に入りの漫画を読んだり
ごろごろしてそのまま昼寝したり
食べたいものを料理したり

何かに取り組むことで、

心を明るくしていくことも
とても素敵なことです。

  

でも、忘れないでください。

わたしたちは、
ひとりではない。

今はコロナで
対面で集まることは
むずかしくても、

あるときは、メールで
あるときは、SNSで
あるときは、電話で
あるときは、オンライン会議システムで

相手の雰囲気、
そして声色や表情などを感じながら
コミュニケーションをとることができます。

 

しんどいこと、
悩んでいること、
迷っていること、

あなたのこころを、

ここのところ
もやもやと占めていること。

責任感のつよいあなたは、
ひとりで、
なんとかしたくなるかもしれません。

いぬくん

なんか、わかりみがあるワン・・・

ねこさん

そうよね、わたしは、ひとりでなんとかしたくなるというか、自分のために、相手の時間をとってもらうことを申し訳なく思ってしまっちゃうニャン

yuki

うんうん、わたしも同じ気持ちに、よくなります。
でも・・・どんなことでも、話してもらった相手はむしろうれしいはず。自分がそうやって、なんらか 誰かの役に立てたら幸せですもん☆

 

ほんのちょっぴり、

心を開いて
そのきもちを、

きいてもらいたい人に
そっと伝えてみる。

 

もし、うまく
ことばにできなくても大丈夫。

もし、すぐに
こたえが見つからなくても大丈夫。

 

あなたが、
あなた自身のきもちを
ひとり、中に抱えていたときより

だれかに、聞いてもらうことで
だれかと、ことばのやりとりをする中で

ほんの少し、自分のきもちが感じられること
ほんの少し、自分の思いが軽くなること

それこそが、もっとも大切なことですから。

yuki

身近なひととお話していくことはもちろん、キャリアコンサルタントや心理カウンセラーなど、いろんな「傾聴」「思いを引き出す」専門家を頼ってみることも一策ですよ(胸ドン)

 

わたしたちは、

ひととの対話のなかで
ひととのふれあいを通じて

自分らしさや
そのときの自分がもつ思い(こころ)の輪郭を、

より色濃く、
感じていくことができます。

 

悩んでいるときや
迷っているときは、

どうしても
気持ちも行動も
内に向かいがちですが、

ほんのちょっとだけ、

心を開いて
その思いをだれかに話してみる。

 

ちょっぴり勇気がいるかもしれませんが

そうすることが、
自分がどんな思いを
抱えていたのかを客観的に捉え、(=マインドフルネス)

そしてまた
自分の思いに正直に、
次の一歩をすすめたり
すこしゆっくりしてみたり
手がけていることを見直してみたり

していくことに、つながるんですよね、きっと。

yuki

わたし自身、仕事できつかったとき、職場の先輩(ていうか大先輩)に話をきいてもらった経験があります。自分の中から、尖った石ころがぽろっと転がり出てきたような感じで、心が軽くなったことはいまでも鮮明に思い出します!

 

なかなか対面で集えず
コミュニケーションが疎遠になりがちな
いまだからこそ、

ひとりで、がんばりすぎない。

 

ひとの力やあたたかさに
ふれることを大切にしながら

そうして得られた
よろこびやうれしさを糧にしながら

日々、ゆっくり暮らしていきたいものですね!

 

お読みくださり、ありがとうございました。

ご縁に感謝をこめて。

いぬくん

ひとりで「正解」をだそうとしたり、がんばりすぎたりしなくていいんだねえ。こころを開き、ひととつながること、時に頼ること。ぼくも大切にしたいな!

いぬくん

Yukiさん流の、穏やかでないときのこころの捉え方についてつづられた、こちらのブログもおすすめですワン

 


 

この記事を書いた人

ソニー人事(研修・人材開発)を約15年
→ オーストラリアへ語学留学・ヨガ
→2020年11月 フリーランスのキャリアコンサルタントとして活動開始。会社員と個人のおしごとの複業ライフを実践している。2022年はようやくインスタを開始してみたり英会話を楽しんだりする日々です。