夏の甲子園、
例年になく
泥んこになっても
白球をひたすら見つめ、追い続ける
高校球児たち。美しい・・・
どちらの学校ともなく
「みんながんばれ」(ドラクエ作戦風)
と、楽しく応援する日々です。
さてさて、今日のお題。
じぶんを「どまん中」に保つこと。
いま、
じぶんの、どまん中を生きること。
じぶんを、どまん中に保つこと。
そうしたテーマを
いつも以上に大切にしたい
わたしは、そう感じています。
どまん中といえば、7月にアップした、こちらの記事もお気に入りだワン
自分を、どまん中にセットする・保つ
ことができていると、
どんなふうに日々過ごせる
のでしょう?
わたしのイメージですが、
あふれる情報に左右されすぎず
ひとの様子に反応しすぎず
目の前のことや、大切な人とのつながりに照準を当てられる
そして
移り変わる季節・自然のふとした変化や
自分自身の体調、こころのうごきなどに気を配り、
今日という日の、今このひとときを
自分らしく丁寧に生きていくことができる
のかなー、と。
ひとことでいえば、
「ぶれにくい」自分であり続ける
ことができるように、思えます。
当初「ぶれない」自分でいる・・・とも思いましたが、わたしたちも人間だし、多少は揺らぎもあるでしょうから、ここでは「ぶれにくい」自分という表現にしてみました!
では、
「ぶれにくい」自分をつくり、
そして、その状態をむりなく保つには、
わたしたちは、
どんなことを気に留めておくのがよいのでしょう?
あくまでも、
わたしYuki なりのやり方ですが、
当記事でご紹介する
「ぶれにくい」自分を保つうえで
ぜひ知っておきたいことや
おすすめのアクションは・・・
息を、フーッとよく吐く
(気がついた都度、でOKです)
これが、とても効果があるんですわ!
えー、なんかまさかの展開だにゃん。
でも、「息をフーッと吐く」ことの、なにがいいんだろう?
息をフーッと吐くことで
自分の「おなか」に
意識(attention)を 集中する
つまり、
もし何か考え事をしてたとしても、
一気に、じぶんの「おなか」へ 注意が切りかえる
ことができる、ということ。
お腹、つまり、自分の「まん中」を思い出すことができるんですよね。
大学教授や、コメンテーター等で
幅広く活躍されており、
教育学、身体論、コミュニケーション論を
専門としていらっしゃる
齋藤孝さんは、
著書「疲れにくい身体をつくる本」で
次のようにおっしゃっています。
今は、「自分の中心はどこにあると思いますか?」と聞くと、「胸のあたり」と言う人が多いのですが、かつての日本人にとっては「お臍の少し下にある」というのは常識でした。
ですから、昔の日本人は「心がどこにあるか」と言ったとき、「腹にある」と考えていました。武士が切腹するのも、「私は腹に何も隠すものがない」ということを見せつけるという意味があったのです。
昔の日本のひとたちは、
腹(肚)に、自分の本当の気持ちがある
と考え、大切にしていたのですね。
実際、日本語には
「腹に据えかねる」「ご立腹」「腹をわって話す」
などと、お腹をこころと見立てた表現もたくさんありますもんね。
以下、
前掲の 齋藤さんの著書を
もう少しご紹介しながら、
「呼吸」、とくに
よく息を吐くことについて
いっしょに考えていきましょう!
私たちは「考える」という作業を脳で行うので、何か大変な物事が起きると、脳の血流が増えて、文字通り「カーッと熱くなって」しまいます。
脳の血流が増えるというといいことのようですが、いわゆる「頭に血が上る」のは、いい状態ではありません。こういうときは、呼吸も浅くなりがちです。
そこで有効なのが、一度息を止めてから、「フーッ」とゆっくり息を吐きながら、上に昇ってしまった気を横隔膜と共に下に押し下げるようイメージする、という方法です。自分の中心「臍下丹田」に向かって下げるイメージです。
臍下丹田は、おへそから指三本分ぐらい下にある「ツボ」です
ここかな・・・?(指の腹もとい肉球で押して、確認中)
普段、わたしたちは
あまり気にとめず
呼吸をしていますが
「おなか」にフォーカスした
呼吸を繰り返し行うことにより、
「あたま」にのぼった
血を、もう一度、からだ全体にめぐらせる
そういう、やり方といえます。
一般に「臍下丹田呼吸法」として、知られているワン
齋藤さんいわく、
臨済宗の僧侶であり、直心 影流 剣術の使い手でもある大森曹玄氏は、その著書「剣と禅」(春秋社)の中で、臍下丹田に気持ちを落ち着けるとパニックに陥ることなく相手に対処できる、という内容のことを書いています。
武道家は、相手と向き合ったときに、「逃げるのか、戦うのか」「戦うならどのように戦うのか」「逃げるならどう言う道で逃げるのか」という判断をしなければなりません。大森氏は、そうした判断力の根源が臍下丹田にあるというのです。
臍下丹田・・・うーんここかな?(まだ探している)
何かトラブルが起きたときなど、誰でも嫌なことからとっさに逃げ出したくなるものです。でも、そこで「ああ、嫌だな」と思ってしまったら、その瞬間に気持ちとしては負けたことになります。
負けないためには、「ひと息」呼吸を整えて、臍下丹田で受け止める。そうすることで、「これは逃れられる状況なのか、受け止めなければならないものなのか」を判断し、「受け止めるとすればどうしたらいいのか」といったことを考えられる「身体」をつくることができるのです。
丹田呼吸法は、ストレス社会に生きる現代人にこそ必要な呼吸法だと言えると思います。
ゆっくり「ふーっ」と息を吐きながら、腹(ハラ/肚)で、対面している出来事や自分の思いを受けとめるんだね
たしかに興奮して、頭に血がのぼっているときは、冷静な判断やコミュニケーションはしにくいにゃん。お腹に下げるのかー。
このように
臍下丹田に気を集めて、
頭に上った血を下げることに効果のある
丹田呼吸法。
わたしも、思い出した都度
まず、すこし息をつめ
ふーっとゆっくり吐く
このとき、吐く息で
横隔膜(肋骨のした)をゆっくりとお腹に下げていくイメージをしながら。
そうして息を吐ききったら、
あとは、自然に息を吸う。
そんな呼吸を、いま、やってみるようにしています。
とくに、
仕事関連のメールを書いたり
資料をつくったり
本を読んだり
といった「あたま」ベースの
作業をしたときには、
合間合間で
できればソファや座りごこちのよい椅子に
身を預けながら、
自分なりにでいいので
この「丹田呼吸法」を
数分程度でもやってみると
こわばっていた首や肩の力も
ほどよく抜けることが、
感じられるかなーと。
あと、
実際にやってみる中で
気がついたことがありました。
それは、
よく 息を吐くと、
よく 空気が入ってくる
ということ。
まあシンプルなことではありますが、
これがまた、きもちいいんですよねー。(仰向け大の字)
よく吐く、しかも
お腹まで横隔膜を下げる
ということは
肋骨(そのまわりの筋肉)が
大きく拡がりやすくなり
次に肺に空気が入った時に
背中側まで膨らみやすくなる
といったかたちで、連動しているんですよねきっと。
この「呼吸のながれ」は、あくまでもYuki自身の実感値としてお読みくださいね。それにしても面白いですなあ、からだ!
会社員時代、ヨガの先生に「息を吸って、背中の肋骨も大きくふくらませて」と言われたものの、うまく空気が入らなかったのを思い出しました。
今思えば、まず、ちゃんと息を吐くことが、大切だったんだなー
わたしたちは
今、マスクをつける機会が
増えていて、
大なり小なり
呼吸が浅くなる傾向にあります。
そのぶん、
自分が安心して
ゆっくりと息がつける場所で
ゆったりと呼吸をする
そんな時間を、
何もいわず 日々はたらいている
あなたの大切な「からだ」のために、
多くつくってあげてくださいね。
そうすれば、
知らずしらず
しぼんでいる肺機能やきもちも、
きっと、ゆるやかに復活しますから。
わたし自身、身をもって実感しましたわ!
お読みくださり、ありがとうございました。