今日は、赤坂に外出。
赤坂見附の駅を出ると、目の前には銀杏に彩られた道が。
鮮やかな黄色に、一気に目が醒める。
ふと、少し前まで住んでいた、成城の街並みがフラッシュバックする。
大銀杏のおじいさんたちは、お元気だろうか。
銀杏並木の中でもひときわ目立つ、三本の木があって、
街を見守るように、ふわっと枝を空にめぐらしていた。
ふわっと、だけど迫力もあったから、ふぁーっと、という描写のほうがしっくりくるかなあ。
友人のひとりは、「トトロが好きそうな木だね」と言ってた。わかる。
そんなわけで、自分の中では勝手に、成城三長老と位置づけていた。
風が吹いて枝が揺れる姿は、長老同士の穏やかな会話。
雨が降って水をまとう姿は、各自で安穏と沈思黙考。
日が差して光を浴びる姿は、今この瞬間を生きる歓び。
そんな大銀杏の佇まいに、いのちの輝きを見ていた日々。
仕事で疲れた夜も、
寝不足で眠い朝も、
週末のんびり散歩の昼下がりも、
大銀杏のおじいさんはじめ、
街の木々や草花に見守られて過ごした8年間だった気がする。
家の近くにあった若い銀杏の木も、
また一段と伸びているのかな。
今も変わらず、きちんと剪定してもらっているだろうか。
郷愁感をもって思い出せる場所が、気がつけばまたひとつ。
歳を重ねること、歳月を重ねること。
時は移り、
今の家に向かう夜道、南の空にオリオン座がくっきり。
たとえ月が照らしてても、星座が分かる、空気の冴え具合。
もうそんな季節になったんだなあ。
明日からは師走。
あーーー、なんか、いい一年だったな!(伸びをしながら)
まだ終わってないけど。。笑
2015年は、私的には再起?奮起?の年だったので、12月は自分を労い労わる期間ということにしようと今決めた。ヨシ。