ワン!
と思わず言いたくなる画像だね、かわいい。
ワオオーン♪
もよさそう、気持ちよく、てらいなく出される声。いいね。
数年前、仕事をお休みして、2年弱の修学生活に入ったわたし。
単位をとるために日中通学もしたけれど、
普段朝から晩、それこそ終電まで働いていた日々とは一変して、
自分の裁量で、自分のペースで生活を送るようになった。
そうして少しうまれた、ゆとり。
その頃だったかな、
当時使用していた補聴器の調子が悪く、
お世話になっていたお店に修理持ち込み。
そのとき、
テレビ横に備え付けられていた5センチ四方の白い器械に興味があって
「これ、なんですか?」と尋ねてみたところ。
「補聴器に、ダイレクトにテレビ音声をとばすものですよ」との答え。
この補聴器は、Bluetooth対応なので、
ストリーマーを装着すれば、
普段の補聴器はワイヤレスヘッドセット代わりとなり、
聞こえる人がヘッドフォンやイヤホン付けるのと同じような感覚で
音が直接耳に入ってくるようになる、とのこと。
>オーティコン社 ストリーマーPro (現在廃番のため、リンクなし)
>2021.6月追記:現在は、オーティコン社製「コネクトクリップ」を使っています
早速、家で試聴体験をさせてもらうことにして、
テレビにアダプタを接続して、
実際に自分でストリーマーを首にかけてみると
Music Stationのタモリさんの声がよく聞こえて驚くの巻。
「こんばんは、タモリです。」
今までただのマイク握っているおじさんだったタモリさんが、
司会タモリさんに変貌。
その頃、すでに音楽番組にも字幕は付きはじめていて、
出演アーティスト同士のやりとり内容はそこそこ把握できていたし、
相変わらずダンスも大好きだったのでダンサーの動きも追っていたけど、
「音楽」そのものは今ひとつ楽しめていなかった。
私の難聴は進行性だし、
やっぱり音楽はこのまま縁遠くなっていくかもなあと。
でも、このストリーマーを通して
また音楽を「聴く」ことができて。
ただの「絵」「動画」としての
”見る”世界メインだったのが、
「音」「声」「音楽」をともなった
”きく”世界も、また光を放ってきて。
まさに、冒頭わんちゃんの画像が、
「ワン!(喜)」とリアルな吠え声をともなった瞬間なのであった。
テレビだけでなく、スマホやウォークマンの音声もワイヤレスで転送してきくことができるし、本当このストリーマーは便利。
ただ、
感音性難聴だから、音がきこえるだけでは内容を理解できない、
つまり、音楽がきこえても、その歌詞内容はわからない。
この曲好きだなと思ったら、
そのアーティストさんの歌を耳元に流しながら、
歌詞カードと照らし合せて、
「ん?今なんて歌ったんだろう」
(歌詞カードを見る)
「あーこの部分はこんな風にきこえるのか」
てな具合で、何度もなんどもなんどもきいて耳で脳で覚える感じ。
しかし面白いもので、
これはある種「耳をすます」「耳をつかう」という意味で
聴神経トレーニングにもつながっているようで、
依然聴力は低下しているけれど、
そこそこ人と会話ができるのは、読唇以外にもこんなことが関係しているかも。
音楽の世界を、また楽しむことができて本当に感謝!
たまたまだけど、学生生活に戻っていた時に、
少しきもちにゆとりがあるから、
その分楽しいことも飛び込んできてくれたのだろう
と今でも思う。
歌番組はわりと見ているほうだけれど、
最近はなぜかナオト・インティライミさんの歌にもはまり、
ベスト盤など買ってしまったいひひ。