panda

ちまたの、オシャレなブログみたく、

セクシーで可愛い女の子の写真でも使おうかと思いつつ、

毎度こういうのに落ち着く。

かわいいねパンダ。

うれしそうパンダ。

 

今がいい、今でいい。

私がいい、私でいい。

こんな今がいい、こんな今でいい。

こんな私がいい、こんな私でいい。

 

『人を好きになるには、まず自分を好きになる』

『周囲のひとを大切にできるのは、自分を大切にできているひと』

とか耳にすると、

まあそりゃそうだよな〜と思いつつ、

 

どこかで、

いや、なんかそれめんどくさいわ(大の字)

とひっくり返りたくなる。

 

いまのわたしは、

べつに、自分のことを好きになれなくていいと思う。

 

もともと好きならそれでいいけど、

なんか好きでないなら、それは無理して好きになる必要はない。

 

1年前のわたしは、

やっぱり、ひとは、自分のことは好きにならないとと思っていた人間だけど。

でもぶっちゃけ、なんか、自分のこと好きになれないならそれはそれでいいかもね、と思える今のほうが、本音で生きられるようになってきたような。

うん、べつに、自分のこと大好きにならなくてもいい。

 

わたし自身、

5年前のいまと比べると、

もう自分のこと大好き!ついでにまわりも好き!

とは思えなくなってるんだけど

ふしぎと、自分のことを無条件に好きではない今のほうが、気持ちが山のように落ち着いている。笑

 

好きでない自分の一部も抱えながら、
でもやっぱりけっこう好きかもな、
ぐらいの淡々とした感覚が、不思議と心地よいというか。

 

へんなたとえで申し訳ないけど、

好きでないナスを、『美味しい!』と偽って食べる必要はない。

 

小学生の頃、

うーん好きになれないなあと思いながら、

それでも母が大好物なので、食卓に並び続けるナス。

昨日見たばかりなのに、また会ってしまうナス。

笑いながら、でも割と本気で、もう見たくない〜と思うぐらいには苦手に。笑

 

そうして月日は流れ。

ある日、身体に異変が。

それは、「ナス、食べたい」という欲求。

 

ええええなんでだ。

戸惑いながら、食べてみると、たしかに美味しい。

 

食べたくなる日が突然くる。

 

キライを克服したのではなく、

スキな気持ちが、苦手を上回る瞬間がある。

 

ナスに限らず、自分のことについてもきっと同じ。

 

好きになれないなあと思いつつ、

好きになろうとするのは苦しい。

 

自分が苦手なことがあって、うまく出来ないときも同じ。

 

うまくやれないなあと思いつつ、

なんとかしようと頑張るのは苦しい。

 

なぜ苦しいか?

それは、

「できない」「やれない」というきもちと、

「ならなきゃ」「やらなきゃ」というきもちを、

同時に回しているから。

 

だから、いっぺん、預ける。

 

「やっぱりナス、そんなに美味しいと思えないよねうん」

と割り切ったように、

「ああそうか、わたしは自分のこういうところ好きになれないんだな。了解。」

「うん、自分のこういう態度、どうにかしたいと思っているんだな。おっけー。」

「できない」「やれない」、そんなきもちをいっぺん受けとめて、了解!オッケー!としてみる。

 

預ける、といったけど、

諦める、観念する、という感じにも近いかもしれない。

ナス、無理だわ、と静かに箸を置いたときのように。笑

開き直り、ともいえるのかな。

そうして、

「じゃあ、どうしようか」

「さて、なにしよっか」

そんな感じで、次の行動に目を向けてみる。

 

感情をいっぺん受けとめているから、

懲りない自分を楽しむ感覚に変わるというか。

 

まずは、浮かんだ感情を素直に広げ、見つめ、受けとめ。

一呼吸おいて、

なにができるかな、と見渡してみる。

 

もちろん、

感情を認めるのに時間がかかることもあるだろう。

しばらくはうずくまってたっていい。

むりして、手を伸ばす必要もない。

でも、いつか立って、歩きたくなるときはかならずくるから。

「なんだ、こんな私でいいんだな」

そう思えると、そんな自分に、素直に『ありがとう』と言いたくなるから不思議だねえ。

 

今日のひとこと:

この、感情を認めるお手伝いをするのがカウンセリング、

立って歩きたくなるお手伝いをするのがコーチング、

そういうことなのかなあと、今なんとなく少し掴めたような。

この記事を書いた人

ソニー人事(研修・人材開発)を約15年
→ オーストラリアへ語学留学・ヨガ
→2020年11月 フリーランスのキャリアコンサルタントとして活動開始。会社員と個人のおしごとの複業ライフを実践している。2022年はようやくインスタを開始してみたり英会話を楽しんだりする日々です。