風邪をひいた。
この秋冬シーズンで、始めてひいたな〜。
むしろ、もう春なのにここでひくとは!
やられたな〜。(でこぽん)
といっても、大した症状ではなく
少しの扁桃炎と少しの鼻水と少しの熱っぽさ。
体質上時折訪れる、耳まわりゆかりの頭痛やめまい系具合の悪さに比べれば、楽なもんだ。
今回、喉のイガイガや、鼻水が出てきたときに
まず感じたこと。
それは、
風邪をひけたー(ガッツポーズ)
やった!風邪ひいたー(バンザイ)
という謎の喜び。安堵感とでもいうのか。
なぜなら、
とくに年始からはやるべきこと(仕事)が立て込んでてずっと気が張っていて、
ちょっとぐらい体調悪くても、どうにかしなくちゃなと出勤し続けて、
相変わらずやることはてんこ盛りだけど「まあなんとかなるかな」ぐらいには落ち着いて。
その矢先。
少しゆるんだところに、するりと風邪菌。
鼻をチーーンとかみながら、
ずっとずっと忙しく働いていたのを知っている母と、
「本当、からだはうまくできてるねえ」
としみじみ話す。
今回は
風邪、治さなきゃ!という気持ちがみじんもなく、
久しぶりの分かりやすく「弱っている」感覚を楽しんでいる。
ぐずぐず。
むずむず。
もぞもぞ。
ごろごろ。
これもまたひとつの春の兆しのような気がしてくるから、面白いもんだね。
啓蟄を体で表しているような気分になってくる。
そう、わたしは地中でうずうずする虫なのだ。
あー、ちゃんと緩むことができて、よかった。
なにも言わずにがんばっているからだに、感謝。